墓守がいなくてもお墓が欲しい
少子化や核家族化、価値観の変化等により、様々なところで次代に受け継がせることを断念するケースが多発しています。
お墓も同様です。
昨今、お墓を守る立場になるはずの子供たちが地元に残っていないため、お墓の建立を断念する方も増えています。
そこで、この記事では新しいお墓の様式をご紹介します。
継承者がいなくても供養ができるものです。
お墓の跡継ぎがいないときの新しい様式
合祀墓とは
合祀とは複数の他人と一緒にお祀りすることで、昔、無縁仏の埋葬場所として設置されたお墓です。
戦争や行き倒れなどで亡くなった人の引き取り先のないお骨を、お寺が供養してくれます。
それが、昨今では、後継者が居ない、費用の問題など様々な理由でお墓を持たない人たちが多く利用するようになりました。
寺院墓地や民間の霊園でも合祀墓を設置しているところは少なくありません。ほとんどのところで年に何回か供養してくれます。
基本的には一つの大きなお墓に複数のお骨を納めるので、後から取り出すことはできません。
【参考】
→ 「永代供養墓紹介サービス」
納骨堂とは
納骨堂は霊廟とも呼ばれ、奈良時代の文献に記述があると言われています。
天皇家や豪族といった位の高い人達が、栄華存続のために建物の中に遺体を安置したことが始まりとされています。
昭和初期に現在の納骨堂の形になったと言われており、お墓を建てるまでの間一時的にお寺がお骨を預る場所です。
しかし、時代のニーズに合わせ、預かる期間を延長したり、永代供養をするようになりました。
墓石を建立するより安価で、後継ぎの心配も不要なことから、お墓に代わる施設として全国に広がりました。
最近では、ロッカー式のもの、ビルの中にある自動搬送式タイプなど様々な形があります。
ほとんどの納骨堂に期限があり、その後は合祀墓に移されます。
話題の樹木葬とは
このところ良く耳にする「樹木葬」は、石の墓標の代わりに樹木を植えて、埋葬します。
このスタイルは既に20年前からあり、お骨をそのまま土に埋葬し自然に還す「自然葬」で、元々は、エコロジーの考え方からできたものです。
後継ぎの心配がなく墓石を建てるより安価であることから、最近になって需要が広がりました。
ただ、
「他人とお骨が混ざる」
「樹木を手入れする時に目印が無いのでお骨の上を歩くことになる」
「木の根が伸びてお骨に影響を及ぼす」
などのデメリットもそれなりにありそうです。
現在は樹木の周りに納骨する所を仕切り、個々の納骨室の上に小さな墓石を置くタイプが多く見られます。
1名~5名のお骨が納骨可能で、3年~13年で合祀墓に移転する形式が多く、ごく最近は「永遠に合祀しないでそのまま」というタイプも販売されています。
樹木葬の霊園には、これまでの霊園とは異なる雰囲気作りをしているところがあります。
ピクニックに行きたくなるような芝生や樹木の霊園、美しい花が咲き乱れるガーデン墓地などお墓参りを楽しくする工夫がされています。
ただし、花や樹木の手入れはそれなりに手間がかかります。
その分費用が必要になります。
新しいスタイルの供養のご相談も
お墓の疑問や不満を解決することが私たちの使命です。
樹木葬をはじめとする、新しいスタイルの供養方法についてもお気軽にご相談ください。
「自分はお墓を建てたいけれど、家族がいい顔をしてくれない・・・」
こんな悩みもぜひお聞かせください。
いい解決方法をご提案できるかもしれません。
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