墓石のデザインはどんなのがあるの?

伝統の和型から洋型、デザイン型まで

墓石の形には、伝統的な三段墓の形をした和型墓石や横長の洋型墓石、五輪塔や宝塔など塔の形をした塔型墓石などが一般的でした。

さらに近年は建てる人の個性を活かしたデザイン型墓石など、ひと昔前と比べるといろんな種類が登場しています。

和型墓石

和型墓石は、仏舎利塔(ストゥーパ)に由来する供養塔や五輪塔を簡略化したもので、福禄(おめでたいこと)を意味しています。

その多くが三段墓ですが、これは江戸時代中期に建てられ始めたといわれるお墓の形態をそのまま受け継いでいるためです。

ほかにも、三段墓に敷石を加えた四段墓もあります。

すっきりと洗練された形と伝統のある和型墓石は、今日でも非常に人気があります。

洋型墓石

洋型墓石には主にオルガン型、ストレート型、プレート型があります。

どれも横幅が広く安定感がありますし、和型墓石に比べて高さがないために視界が開けるので、自然と明るく開放的な空間になります。

そうした雰囲気を好んで求める人も多いようです。

近年、洋型墓石は和型墓石と並んで人気があります。

特に首都圏の場合は、新たに造られる墓石の三割から四割がこの型だといわれています。

塔型墓石

江戸時代以前に主流だった塔型墓石ですが、和型墓石の登場で造られる数が減少してきました。

現在よくみる五輪塔は平安時代中期から始まり、鎌倉時代以降から一般的に普及するようになりました。

密教の教えにもとづき「地・水・火・風・空」という宇宙を構成する五輪を、それぞれ「方・円三角・半円・宝珠」の形で象徴して、下から積み上げたものです。

五輪塔のほかにも、墓石として歴史のある供養塔には、層塔(何層もの屋根を重ねた塔)、宝篋印塔(「宝篋印心呪経」を納めた塔)などがあります。

これらの塔型の墓石は、現在でも単体で墓石として用いられたり、あるいは和型墓石と組み合わせて用いられたりしています。

五輪塔や宝塔は真言宗開祖である空海が考えたといわれています。

また、五輪それぞれの中心には梵字が描かれており、宗派によって描く文字が異なっています。

デザイン墓石

デザイン墓石とは石材店のデザイナーや建墓者、またはその家族が自由な発想でデザインしたお墓の事を差します。

お墓でありながら、同時にモニュメント的な役割を果たすこともあります。

こうしたお墓は、加工技術の発達によって実現されるようになりました。その斬新なデザインを好んで求める人も増えています。

 

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※参考※
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