【追加彫り】お墓や墓誌に戒名を彫刻する?

『戒名彫刻』とは

どなたかがお亡くなりになったとき「名前をお墓に彫ってもらう必要がありますか?」と、質問されることがあります。

そうですね。

お亡くなりになった方が新たにお墓に入ったときは、今あるお墓に『戒名彫刻』を追加します。

戒名彫刻とは墓石や墓誌にお亡くなりになった故人の情報を刻むことです。

 

戒名彫刻への疑問について

何をお墓や墓誌に彫刻するの?

彫刻の内容は以下の通りです。

●戒名

仏の世界における名前のことで、仏教の師匠であるお坊様につけていただきます。

戒名を得ることで真の仏教徒となるいう意味があり、生前にいただくことも可能です。

宗派により法名、法号とも言います。

●没年月日

お亡くなった年月日です。

●俗名

生前のお名前です。

●行年

亡くなった年齢で、享年とも言われます。

昔は、少しでも長生きしてほしいという願いから数え年齢で表示しましたが、きまりではありません。

長寿となった現在はこだわらないのかもしれません。

既に彫刻されているかたがおられる場合は、過去の彫刻年齢に合わすことが無難です。

年齢の漢字は歳と才がありますが、石に彫刻する場合は漢字の細かい部分が欠けやすくなることから字数の少ない漢字を用い「行年〇〇才」と彫刻する場合が多いようです。

 

そもそも、なぜ彫刻するの?

生前に墓誌に彫る戒名(法名)には、出家をして仏弟子になったという証だそうです。

一方、亡くなった後の戒名には死者を救済するという意味があり、成仏して極楽浄土へ往生するにために戒名を授かります。

戒名を墓石や墓誌に刻むことでその名を示し、誰がお墓に入っていらっしゃるのか後世に伝えることができます。

 

彫刻のタイミングはいつ?

時期にきまりはありません。

ただ、皆さんがお墓参りに行かれる時には、お名前が彫刻されている方が良いのではないでしょうか。

そうすればお墓にどなたのお骨が納められているかがわかります。

そう考えると四十九日や百か日、1周忌の納骨に間に合うよう彫刻されるのが良いタイミングかもしれません。

時間の余裕をもって、完成時期の3週間前には依頼するようにしたらいいと思います。

 

どこに依頼すればいいの?

通常は墓石店(石材店)です。

お墓を建てたお店でされるのが一般的でしょう。

しかし、お墓を建てた墓石店以外の業者さんに依頼することがも可能です。

また、追加の彫刻は有料とはいえアフターサービスの一種です。

墓石店のなかにはその仕事を受けたがらない業社もあります。

そう思うと、あらかじめアフターフォローがしっかりした墓石店を利用するのが良いのかもしれません。

 

戒名をお墓に彫刻する費用はいくら?

およそ3万円~10万円の間が相場だと思われます。

地域やサービスの内容によって異なります。

文字の着色が別料金になっていたり、サービスに清掃が含まれている場合など様々です。

追加彫刻はその後も依頼することがあるお仕事です。

次回以降の追加彫刻まで想定して、地元の良心的な墓石店を見つけておけると安心です。

 

墓石の竿石(〇〇家之墓などと彫ってある石)に彫刻する場合は、墓地や墓石の状況により現地で彫刻する場合と持ち帰って作業する場合があります。

持ち帰る場合は、お坊様に性根抜き・性根入れのお経をいただくので、彫刻費用とは別にお布施が必要になります。

 

戒名彫刻のご相談について

奈良の戒名彫刻については、私たち「お墓のよろず相談所」にご相談ください。

たまに「小さい仕事で申し訳ない」と気にされるお客様もいらっしゃいます。

でも「お墓のどうしよう?」を解決することが、私たちの使命です。

喜んでご相談に乗らせていただきます。

 

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