墓石傾き修繕工事

墓石の傾き修繕工事の様子

墓石の傾きを直すお仕事をご紹介いたします。

 

お性根抜き

墓石を動かすため、お坊様に拝んでいただいてからの着工になります。

お性根抜き(遷仏法要)

 

 

 

 

 

 

掘削、巻石解体・据え直し

墓石を解体し、一旦工場に持ち帰りました。

巻石を外し、地盤を固めてから据え直します。

巻石は4つの部材で構成されており、1部材ずつ順番に据えていきます。

墓石の傾き修繕作業

区画内掘削し、巻石を解体します。

 

 

 

 

 

 

墓石の傾き修繕作業
下面にモルタルを詰め、水平に据え直します。

 

巻石の四方の角に補強金具を取り付けて内側から固定し、ズレを防ぎます。

石材用ボンドを付けて取り付け、ネジを締めます。

 

 

 

 

 

 

下面にモルタルを詰め、塗り上げて固定しました。

 

 

 

 

 

 

 

巻石内基礎工事

クラッシャー(砕石バラス)を敷いて地盤を固めた後、配筋してコンクリートを打設します。

墓石の傾き修繕作業

地盤を締め固めます。

 

 

 

 

 

 

墓石の傾き修繕作業
配筋。 水抜きパイプを4ヶ所に打ち込みました。

気泡を抜きながらコンクリートを流し込み、満遍なくしっかりとなじませます。

 

 

 

 

 

 

 

四ツ石据付

四ツ石も巻石同様に4つの部材で構成されており、1部材ずつ慎重に据えていきます。

墓石の傾き修繕作業

基礎コンクリートに免震棒を差し込みます。

 

 

 

 

 

 

墓石傾き修繕

約2寸(6㎝)出ています。

 

 

 

 

 

 

墓石の傾き修繕作業

四ツ石底面の穴に免震棒を挿入します。

 

 

 

 

 

 

四ツ石の内側にもコーナー用補強金具を取り付けて内側から固定します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仏石免震施工

上台の天場中央の穴に免震用ボンドを注入します。

このボンドは、低反発弾性体で、衝撃吸収性、エネルギー吸収性に優れており、粘着力と共振を吸収する弾力性とその効果により、水平・鉛直方向への安定性を図ります。

耐久性があり、揺れの加速度が高くなるほど、粘着力が強くなる特性があります。

墓石傾き修繕

上台を据えました。

 

 

 

 

 

 

仏石用免震棒

仏石用免震棒。直径25㎜、長さ25㎝。剛性。耐腐食性に優れたステンレス製の棒です。

 

 

 

 

 

 

墓石傾き修繕

上台に差し込み、免震用粘着ゴムと高さ調整用の鉛を置きました。

 

 

 

 

 

 

墓石傾き修繕

仏石底面にも免震用ボンドを注入します。

 

 

 

 

 

 

墓石傾き修繕

クレーンで吊り上げ、慎重に据えます。

 

 

 

 

 

 

墓石傾き修繕

仏石底面に免震棒を挿入します。

 

 

 

 

 

 

完成!

玉砂利を敷き詰め、完成です。

お坊様にお性根入れ(入仏式.御霊入れ.開眼法要)をして頂きます。

 

 

 

 

 

 

before after

傾きが修繕されました。
合わせて墓石の洗浄、文字・家紋着色作業も行いました。

 

 

 

これからは安心してお参りして頂けますね!

 

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