お墓・供養の用語集(な行)

「な行」の専門用語(お墓・供養の用語集)

 

『な』からはじまる用語

 

梨地(なしじ)  梨の肌のように石の表面を荒らす加工。「梨地に荒らす」という。浮き彫り周囲の地などに用いられる。「梨目」ともいう。

軟石(なんせき)  JIS規格による測定では、圧縮強さ981N/ (100kg f/)以下の石。目安として、差し刃で削れる程度の砂岩、凝灰岩など。

 

 

『に』からはじまる用語

 

庭石(にわいし)  庭園に使われる自然石の総称。山石、沢石、河石、海石がある。投石、飛石、組石として用いる。

 

 

『ぬ』からはじまる用語

 

布石(ぬのいし)  長く連ねて据える石。土台下などにおく石。

布積み(ぬのづみ)  整層積みの一つで、同じ高さの石を横目地を通して積む。

布乱積み(ぬのらんづみ)  布積みの横線を乱して積む方法。

濡鷺形灯籠(ぬれさぎがたとうろう)  庭灯籠基本形の一つ。 笠は厚く下部は平らで蕨手がない。六角の火袋に鷲の彫刻を施し、笠の節間は極端にくびれている。

 

『ね』からはじまる用語

 

猫足(ねこあし)  墓石竿石の下台などに設置する飾り台。

猫石(ねこいし)  板塀などの土台と布石の間に置く石。風抜きと、土台を雨水から護る目的を兼ねる。

捩れ(ねじれ)  面の平行四辺一辺の一部が、水平または垂直に対してズレていること。

眠り目地(ねむりめじ)  目を閉じて眠ったように、つきつけた目地。「毛抜き目地」ともいう。

粘板岩(ねんばんがん)  泥板岩、頁岩、粘土岩などがさらに堅緻に固結した岩石。 

 

 

 

『の』からはじまる用語

 

野石(のいし)  転石と同じ意味だが、割らずに用いる自然石。五郎(ごろ)太(た)石より大きい石の総称。自然石。天石。

野石積み(のいしづみ) 野石を積み上げること。自然石積みともいう。

野面石(のづらいし)  野石を大割りにした荒面のままの石のこと。

野面積み(のづらづみ)  野石積みで、特に面を重視して自然石面のよいものを選んで積むこと。

延び(のび)  規定した寸法より延ばしておくこと。

延べ石(のべいし)  縁石、布石など一列に長く延ばして据える石の別称。または板石の一種。規格品種形がある。

延べ壇(のべだん)  長く延びた切れ目のない敷石。石面は平らなこと、滑らないことが基本条件となる。玉石・短冊石混用のもの、臼挽(うすびき)を入れたもの、短冊石だけのものなど種々の方法がある。

のみ  たがねのみをいう。石のみとも呼んでいる。石工用は「鏨」の字を当て、大工用は「鑿」の字を当てる。

のみ切り(のみぎり)  先の尖ったのみで、のみ跡を残す表面仕上げ。始めに荒斫り(中切り)してから細かいのみ切りを する。

のみ筋(のみすじ)  荒斫りを行うときの方法。のみ跡を30~40㎜の直線等間隔に通して筋間を斫りとる。

のみ底(のみぞこ)  のみ切りの際に残った底あと。

のみ立て(のみだて)  石の矢割りで、長い石を玄能(げんのう)でたたき割るとき、割り筋に沿ってのみを垂直に立てて強く叩くこと。

法(のり)  垂直からの傾斜の角度を表す言葉。石積みなどの勾配を法勾配(こうばい)、法面という。

のろ  セメントと水だけを混合・攪拌(かくはん)したもの。

 

 

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